ネーミング
商品を売り出すとき、消費者の心をつかむのは、何といってもネーミングだろう。
そのネーミングを思い切って変えることでヒットした商品も少なくない。
紳士用の抗菌防臭靴下の先駆けであるレナウンの「通勤快足」。
もともとの名前は「フレッシュライフ」。
売り上げが徐々に減少する中で、再起をかけ発売から6年後、社内で集めた100以上の案の中から、
「通勤快足」に名前を変えたら、売り上げは1億円強から一気に13億円まで跳ね上がり、2年後には45億円!!
緑茶飲料のパイオニアで業界トップを走り続ける伊藤園の「お~いお茶」。
もともとの名前は「煎茶」だった。煎茶という名前は「まえちゃ」や「ぜんちゃ」と読み間違えられることもあり、浸透しなかった。
発売4年後の改名で、売り上げは6倍近くの40億円!!。
起死回生策としてネーミングとパッケージを変えたのは、保湿ティッシュ「鼻セレブ」だ。
大手では先行発売だった「モイスチャーティシュ」は、競合他社の進出で3番手に甘んじ、8年後に改名したら、売り上げは3割も増えた。