2012年は天体ショー
首都圏で見られる金環日食は1839年9月7日以来、173年ぶり。
金環日食に続いて、見逃せない天体ショーがいくつか発生します。
今回、見逃してしまった人も、まだまだ奇跡の天体ショーに立ち会えるチャンスがあります。
【6月4日】部分月食
昨年の12月10日に皆既月食が見られてから半年ぶりの月食。
地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象のこと。満月のときに起こる。
【6月6日】金星の日面通過
金星の日面通過とは、金星が太陽面を黒い円形のシルエットとして通過していくように地球から見える天文現象のこと。
金星が地球と太陽のちょうど間に入ることでみられる事象。
太陽面は極めて明るく、金環日食と同様に太陽観測用のフィルターを必ず用いる必要がある。
午前7時10分~午後1時50分頃にみることができる。
243年に4回だけ起こる天文現象で、これを見逃すと、次発生するのが2117年。
【7月15日】木星食
木星が月に隠される現象。肉眼で観測することはできないが、望遠鏡を使えば、沖縄を除く日本各地で観測することができる。
【8月14日】金星食
金星食とは、金星の前を月が横切って、金星を隠す現象。
石垣島などの一部の地域を除く日本全国で観測することができる。
午前2時40分~3時25分頃にみることができる。この金星食は、23年ぶりのこと。肉眼で楽しむことができる。