太陽フレア
米海洋大気局(NOAA)の宇宙気象予報センターは、
太陽表面の巨大な爆発現象「太陽フレア」が3月6日に発生し、
放出された電離ガス(プラズマ)などによる太陽嵐が
地球に向かっていると発表しました。
AP通信によると、太陽嵐は最近5年間では最大の規模で、
通信や送電線網、飛行機の運航などに悪影響を及ぼす恐れがあるそうです。
プラズマは時速640万キロの速さで地球に向かっており、
米東部時間の8日午前1時~午前5時
(日本時間同日午後3時~午後7時)ごろに地球に到達する見通し。
3月9日午前(日本時間同日深夜)まで影響が続く可能性があるとの事。
太陽嵐は太陽からエックス線などの電磁波や、プラズマ粒子が爆発的に放出される現象。地球の磁場や電離層が乱れ、通信や衛星利用測位システム(GPS)に問題が
起きることがあるほか、停電を引き起こすこともある。
1989年に太陽嵐が起きた際には、カナダで大規模な停電が発生しました。